Apple IIのハードウエア(4)
Apple IIのRESETとKeyBoard
Apple IIのKeyBoardはテレタイプ端末のASR-33の回路を流用している。以下がASR-33のKeyBoardとApple IIのキーボード。
ASR-33
パソコンのシステムにはリセット入力が必要だが、Apple IIでは、リセットスイッチをKeyBoardの1つのKeyに割り振っている。おそらくコストダウンのためと思われる。
ASR-33のBACK SP KEYがApple IIのリセットスイッチとなっていて、このKeyが押されるとApple IIのシステムにリセットが入力される。
リセットキーを押すことで、Apple IIのKeyBoard基板上のコネクタ3がGNDに落ち、マザーボードのソケットの3番ピンのリセット出力を通してシステム全体にリセットが入力される。
KeyBoard基板上でのリセット
マザーボード上のKeyBorad用ソケット
この方式ではユーザーが意図せずリセットキーを押すと、それまでの作業がすべて無駄になってしまう。それは問題ということで、その後のバージョンではコントロールキーとリセットキーを同時に押さないとリセットが入らないように変更された。
リセットキーを押しただけでは[L]にならない。コントロールキーも押す必要がある。
BACK SPキーをRESETに割り振ったため、Apple IIのシステムではBACK SPをESC+←キーで代用する。
Power ON RESET
Apple IIの初期バージョン(Revision 0)では電源入力直後にマザーボートにリセットが入力されずシステムが不定状態になっているため、Apple IIを使用する時は初めにキーボードからリセットを入力する必要があった。
これでは非常に不便なため、2番目以降のバージョンからPower ON RESETが追加された。
電源投入時に自動でリセットがかかるように、マザーボード上のキーボードソケットから出力されるリセットラインに555タイマーが接続されている。
電源が入ると555タイマーは1ショットのパルスを出力し、パルスが[H]の間マザーボード上のCPUを初めとした各回路にリセットが入力される。