Macでコマンドラインから音楽を再生する。
音楽を聞きたいときに、iTunesを立ち上げなくてもコマンドラインから音楽を手軽に再生できる。どれもメモリは殆ど消費しない。
- mpg123
mp3ファイルを再生。標準ではインストールされていないのでbrew install mpg123でインストールする。
使い方は、mpg123 -C 音楽ファイル名.mp3
-Cオプションをつけると再生中に音量やスキップなどキーボードから制御できる。再生中"h"を入力すると操作できるコマンドを確認できる。 - mplayer
mp3,m4aファイルを再生。標準ではインストールされていないのでbrew install mplayerでインストールする。
使い方は、mplayer 音楽ファイル名
再生中に音量やスキップ、シークなどキーボードから制御できる。
音楽ファイルにあるアルバムアートワークが表示されるのが鬱陶しい場合は、mplayer -novideo 音楽ファイル.mp3の様にオプションをつけて実行する。
深夜などボリュームを絞って再生したい時は、mplayer -volume 10の様にボリュームを指定してコマンド起動する。 - afplay
標準でインストールされている。mp3,m4aファイルを再生。
使い方は、afplay 音楽ファイル名
再生中に音量の変更は出来ないようだ。起動オプションで指定可能。 - cmus
ターミナルでiTunesのように音楽を再生できる。標準ではインストールされていないのでbrew install cmusでインストールする。
起動すると1キーで音楽再生画面になる。初めてのときは何も音楽が登録されていないので5キーでファイルブラウザにしてディレクトリを移動してaキー(add)を押すと音楽再生画面に登録した音楽ファイルのメタデータを元にミュージシャン、アルバム、曲名として表示される。7キーで操作キーの一覧が表示される。
iTunusでコンピレーションにチェックするかTCMP=1のid3tagがついていれば<Various Artists> として分類される。
カレントディレクトリにcmus用音楽ディレクトリを作ってリンクを張るのがいいだろう。
なお、.config/cmus/以下の
autosaveファイルのset softvol=falseをset softvol=trueにしないと音量の変更が出来ない。
※ cmusをbrew upgradeしたあと、「Error: selecting output plugin '': no such plugin」となったら、cmus --pluginsを実行して「Output Plugins:」に表示されるプラグイン名をcmus上で「:set output_plugin="プラグイン名"」を実行する。(例):set output_plugin=coreaudio
mpg123やmplayerなどをコマンドラインから使用するときは、shellのワイルドカードやプレイリストが使えるので連続再生でだらだら音楽を聞く事もできる。
プレイリストは再生するファイル名をコマンドが見つけられるようにパスをつけて記述する。
例) find /Volumes/HDD/iTunes/Music/ -name "*.m4a" -print >myplaylist
iTunesで登録した音楽ファイルには“01 mymusic.m4a”のように空白が入っているので""で括って実行する。
例) mplayer -playlist "myplaylist"
キーアサイン
mpg123 | mplayer | cmus | |
一時停止/再生 | スペースキー | スペースキー | c |
音量up | + | 0 | + |
音量down | - | 9 | - |
早送り | : | カーソル右 | l |
巻き戻し | ; | カーソル左 | h |
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